インプラントとは、歯が抜けたあごの骨にチタン製のネジを埋め込み、その上にかぶせ物をして人工の歯を作る治療です。
無くなった歯と同様に機能させることができる画期的な治療法です。
ただ、このようなあごの骨に人工物を入れる治療は、はるか数千年前に古代から行われていました。
ではなぜここ数十年で、突然普及してきたのでしょうか?

それは、
「唯一、チタンという金属が生きている骨と結合する」という現象が50年ほど前に発見されたからです。それ以前のインプラントは、さまざまな材料を使ってきましたがどれも生体に受け入れられず、数年で使えなくなるというトラブルが起こっていました。

この骨と結合するという現象は
「オッセオインテグレーション(骨結合)」と名付けられました。
この、骨結合の発見があり、歯の分野だけでなく医療の多くの分野で、治療の急速な進歩が起こりました。これらの発見を礎として、
インプラントは安全性や長期的な信頼性が急速に向上しました。
世界中で、数百万人の患者さまがインプラント治療を行い、新しい生活を送っています。